この記事の要点
- コールに要る勝率=コールの額 ÷ コールしたあとのポット全体。
- 比の「3対1」と、%の「25%」は、割る数がちがう。
- あとでまた賭けられるなら、次の1枚の確率と、あとで払う分も見る。
01コールに要る勝率の出し方
コールの額 ÷ コールしたあとのポット全体
「コールしたあとのポット全体」には、もとのポット・相手の賭け・自分が今から出す分を入れます。その回に自分がもう出したチップは、ポットに入っているものとして数えます。
ここでは、相手が1人で、コールしたあとに追加の賭けがない場面を考えます。下の表の「ポット」は、相手が賭ける前の大きさです。
| 相手の賭け | コールに要る勝率 |
|---|---|
| ポットの4分の1 | 16.7% |
| ポットの3分の1 | 20.0% |
| ポットの半分 | 25.0% |
| ポットの3分の2 | 28.6% |
| ポットの4分の3 | 30.0% |
| ポットと同じ額 | 33.3% |
| ポットの1.5倍 | 37.5% |
| ポットの2倍 | 40.0% |
「3対1」と「25%」は、割る数がちがう
ポットオッズを比で言うときは、今のポットとコールの額をくらべます。要る勝率を%で言うときは、自分のコールまで入れたポットで割ります。
| 言い方 | ポット 100 に 50 を賭けられたとき |
|---|---|
| ポットオッズ(比) | 150 対 50 で、3対1 |
| コールに要る勝率(%) | 50 ÷ 200 で、25% |
3対1を、そのまま 33.3%と読むのはまちがいです。4回に1回勝てば足りるので、25%です。
02勝つ回数と、得の大きさは別
期待値は、同じ場面を何度もくり返したとき、1回あたり平均でどれだけ増えるか減るかです。1回の結果を当てる数字ではありません。
ポット 100 に相手が 50 を賭け、自分が 50 でコールします。勝つ見込みが30%なら、次のようになります。
- 勝つ(ポット 200 をもらう)30%+150
- 負ける(コールの 50 を失う)70%−50
0.30 × 150 + 0.70 × (−50) = +10
+10 は、その回に 10 増えるという意味ではありません。勝てば 150 増え、負ければ 50 減ります。それを起こる見込みでならした値です。
勝つ見込みが要る勝率と同じ25%なら、期待値は 0 です。勝つ回数が少なくても、安いコールで大きなポットを取れるなら、期待値はプラスになります。
この計算がそのまま使えるのは、あとに賭けが残らない場面です。たとえば、リバーで最後に動くときのコールや、相手が1人でオールインしたときです。引き分けがあるときは、分けてもらえる分を勝つ見込みに入れます。
03リバーまで35%でも、すぐコールとは限らない
フロップでアウツが9枚あると、リバーまでに引く確率は 35.0%です。次の1枚だけなら 19.1%です。どちらも引く確率で、勝率と同じとは限りません。
今のコールの額と 35.0%を直接くらべられるのは、ターンとリバーの2枚を、追加のチップなしで見られるときです。相手が1人で、フロップでオールインした場面がそうです。
相手にチップが残っていれば、ターンでまた賭けられることがあります。そうなると、リバーを見るには追加のコールが要ります。今のコールの額だけで 35.0%とくらべると、あとで払う分が抜けてしまいます。
アウツごとの確率は、確率の早見表にあります。
04あとでもらえる分と、引いても負ける札
ドローを引いたあと、相手からさらにチップをもらえそうなら、その分も見こめます。これをインプライドオッズと言います。
今のポットだけでは少し足りなくても、引いたあとに相手が払ってくれそうなら、コールが得になることがあります。ただし、相手が降りれば、もらえる分はありません。必ず入る額のようには数えられません。
- あとに動ける席なら、引いたあとの相手の動きを見て、額を選べます。
- フラッシュのように見えやすいドローは、引いても相手が払わないことがあります。
- 相手の持ち点が少なければ、あとでもらえる額にも上限があります。
反対に、引いても負ける札もあります。小さいフラッシュができても、相手が大きいフラッシュなら負けです。ストレートになる札が、相手のフラッシュを完成させることもあります。
引いたあとに、さらに払って負けることもあります。その損も考えます。こうした札まで全部アウツに数えると、勝つ見込みを高く見すぎます。数え方は、アウツの数え方で扱っています。
05相手が何人もいるときと、サイドポット
相手が何人いても、コールの額をコールしたあとのポット全体で割る形は同じです。ほかの人のチップが多く入っていれば、要る勝率は下がります。
ただし、くらべる勝率は、残る全員を相手にした勝率です。1つのポットを争う全員のうち、1人にでも負ければ、そのポットは取れません。
自分のあとに動く人が残っていると、その人がレイズするかもしれません。レイズされたら、コールの額とポットを数え直します。
もらえるポットだけを数える
オールインの額が人によってちがうと、メインポットとサイドポットに分かれます。自分が争えないサイドポットは、勝ってももらえません。
要る勝率は、自分がもらえるポットだけで出します。卓のチップを全部入れると、要る勝率を低く見すぎます。メインとサイドで争う相手がちがうときは、ポットごとに相手と勝つ見込みを考えます。分かれ方は、オールインとサイドポットにあります。
06よくあるまちがい
- これまでに出したチップを取り戻そうとして、コールする。くらべるのは、今から払う額と、今からもらえる額です。
要る勝率とくらべるのは、コールを考えるときです。レイズするなら、相手が降りる見込みも加わります。額の考え方は、賭ける額の決め方で扱います。
073問で確かめる
問1ポット 90 に、相手が 30 を賭けました。30 でコールするとき、要る勝率はいくらですか?
答えを見る
コールしたあとのポットは 90 + 30 + 30 = 150 です。30 ÷ 150 で 20.0%です。
問2フロップで、リバーまでに引く確率が 35.0%です。相手にはまだチップが残っています。先に確かめることはどれですか?
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ターンでまた賭けられると、リバーを見るには追加のコールが要ります。今のコールで見られるのは、次の1枚だけかもしれません。
問3サイドポットがある場面で、要る勝率を出すとき、ポットに入れるのはどれですか?
答えを見る
自分が争えないサイドポットは、勝ってももらえません。そのため、数に入れません。争うポットが2つあるなら、ポットごとに相手と勝つ見込みを考えます。
08BlackPoker で試す
BlackPoker では、コールのボタンの下に「コールに要る勝率」が出ます。フロップからは「相手の動きから見た勝率」も出るので、2つをくらべられます。
勝率は配って数えるので、同じ場面でも1〜2%ずれることがあります。
よくある質問
ポットオッズは、どう計算する?
コールの額を、コールしたあとのポット全体で割ると、コールに要る勝率が出ます。ポット 100 に 50 を賭けられたら、50 ÷ 200 で 25%です。
ポットオッズが3対1なら、何%?
コールに要る勝率は 25%です。比と%では、割る数がちがいます。
勝率が要る勝率より高ければ、コールしていい?
リバーなど、もう賭けがない場面なら目安になります。あとでまた賭けられるときは、次の1枚の確率と、あとで払う分も見ます。
制作・編集:Predy Games公開:更新:まちがいのご連絡:お問い合わせ
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