この記事の要点
- アドバイスは、動きを1つに決めず、選ぶ割合で見せる。
- 見える物だけで相手の幅をしぼり、勝率と期待値をくらべる。
- ○△× は勝ち負けではなく、選んだときの評価。
この記事は、BlackPoker のアドバイスがどう動きを出すかの説明です。ポーカー全般で決まった答えを示すものではありません。ゲームの調整で変わることがあります(2026年10月28日の値)。
01動きを1つに決めない理由
ポーカーでは、同じ場面でも動きを混ぜることがあります。強い手でチェックする回も、役のない手でベットする回もあります。
そこでアドバイスは、同じ場面を何度もくり返したときの選び方を出します。「降りる・コール・レイズを、それぞれどれくらい選ぶか」という形です。割合のいちばん大きい動きを、毎回選ぶという意味ではありません。
よい動きを選んでも、その回の札で負けることはあります。勝ったか負けたかだけでは、選び方のよしあしは決まりません。
02見える物から、選ぶ割合まで
計算に使うのは、その時点で自分に見える物だけです。
- 1
見える物
自分の2枚・場の札・席・賭けられた額・それまでの相手の動き。
- 2
相手の手の幅
それまでの動きに合う手を残す。
- 3
計算
残した手で配って勝率を出し、動きごとの期待値をくらべる。
- 4
選ぶ割合
得が大きい動きほど、多く選ぶ。
相手の手の幅のしぼり方は、レンジを読むで扱っています。
フロップからの計算
フロップからは、相手の手の幅と残りの札で、約600回配って勝率を出します。勝率には、引き分けでもらえる分も入ります。
そのうえで、チェック・ポットの40%・70%・105%のベット・コール・レイズの期待値をくらべます。ベットでは、相手が全員降りる見込みも入れます。
期待値をくらべる計算の中だけ、あとに動く席は勝率に 0.95、先に動く席は 0.86 を掛けます。リバーでは掛けません。画面に出る勝率にも掛けていません。
プリフロップの計算
プリフロップでは、169種類の手を、ランダムな手1つとの勝率の順に並べます。「上位何%」は、手の種類ではなく、マークまで分けた1,326通りで数えます。その場面で入る幅と照らし合わせて、動きごとの割合を出します。線のすぐ近くの手は、割合が分かれます。
席や前の人の動きで変わる線は、スターティングハンドにまとめています。
03画面に出る数字
| 数字 | 意味 |
|---|---|
| 勝率(卓の左下) | 相手の札が何でもありとして、約4,000回配った見積もり。引き分けでもらえる分も入る |
| 相手の動きから見た勝率 | 相手の手を、それまでの動きでしぼって、約600回配った見積もり。フロップから出る |
| コールに要る勝率 | コールの額 ÷ コールしたあとのポット全体 |
| 選ぶ割合 | 同じ場面で、降りる・コール・レイズを、それぞれ選ぶ割合 |
たとえば、相手の動きから見た勝率が 39%で、コールに要る勝率が 33%なら、最後まで見られるとして、要る線を上回っています。ただ、あとで相手がまた賭けることや、残りの持ち点も動きに関わります。くわしくはポットオッズと期待値で扱います。
04○△× が示すこと
○△× は、その回に勝ったかではありません。選んだ動きを、アドバイスとくらべた印です。
| 印 | 付くとき |
|---|---|
| ○ | いちばん多く選ぶ動き、30%以上選ぶ動き、または、いちばん得な動きとの差が 1/4BB 以下 |
| × | 1度も選ばない動きで、いちばん得な動きとの差が 2BB 以上 |
| △ | ○と×のあいだ |
- 差(損)で見るのは、フロップからです。プリフロップは割合だけで、1度も選ばない動きが×です。
- ベットの額(ポットの40%・70%・105%)のちがいでは、印を分けません。
- 選ぶ割合が低い動きでも、差が小さければ○か△です。

05扱わないもの
- ソルバー(決めた条件のもとで、相手の対応も含めて戦略を計算する道具)ではありません。うまい打ち手の考え方を1つ決めて、それに沿って計算します。
- 持ち点と賞金の配分から、受け取れる賞金を見積もる考え方(ICM)は入れていません。リングと同じ考え方で、持ち点と場面に合わせて答えます。
- 勝率は配って数えるので、同じ場面でも1〜2%ずれます。小さな差を、大きな差として読まないでください。
- 答え合わせで見られる相手の札は、前もっての計算には使っていません。
計算のしかたや細かい数字は、調整で変わることがあります。
063問で確かめる
問1アドバイスは、相手の本当の手札を計算に使いますか?
答えを見る
使うのは、自分の手札・場の札・席・額・それまでの動きなど、自分に見える物だけです。
問2○が付いた動きを選びました。何を意味しますか?
答えを見る
○は結果を当てる印ではありません。選んだときの評価なので、その回に負けることもあります。
問3同じ場面なのに、勝率が前と1%ちがいました。考えられる理由はどれですか?
答えを見る
配る回数に限りがあるので、同じ場面でも勝率が1〜2%ずれることがあります。
07BlackPoker で試す
トレーニングでは、アドバイスを先に見るか、先に自分で考えるかを選べます。動くたびに○△× と一言が付き、× のときは止まって理由を見せます。△か×のあったハンドは、終わったあとに答え合わせで見返せます。
よくある質問
アドバイスは、相手の札を見ている?
見ていません。自分に見える物だけを使います。
○なら、その回は勝てる?
勝ち負けの印ではありません。○の動きでも、負けることはあります。
同じ場面で、勝率が少し変わるのはなぜ?
配って数えているためです。同じ場面でも1〜2%ずれます。
制作・編集:Predy Games公開:更新:まちがいのご連絡:お問い合わせ
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