05 読みとブラフ

中級約7分で読めます更新 図 2・問題 3

ブラフの考え方

ブラフは、弱い手で賭けて、相手を降ろしてポットを取る動きです。成功したときにもらう額と、失敗したときに失う額をくらべて使います。

この記事の要点

  1. ブラフは、成功でもらう額と、失敗で失う額をくらべる。
  2. 要る「降りる割合」=賭けた額 ÷(賭ける前のポット+賭けた額)。
  3. 相手が何人もいると、全員を降ろしにくい。

01ブラフが得になる条件

ブラフは、ただ弱い手で賭けることではありません。相手が十分な回数で降りると見こんで賭けます。

リバーで、ポットが 100 あるとします。コールされたら負ける手で、50 を賭けます。引き分けはないとします。

ポット 100 に 50 を賭ける、ブラフの収支。
  1. 相手が降りる(ポット 100 をもらう)+100
  2. 相手がコールする(賭けた 50 を失う)−50

降りる割合が 33.3% より多ければ得

コールされたら負けるブラフで、損をしないために要る「相手が降りる割合」は、賭けた額 ÷(賭ける前のポット + 賭けた額)です。

大きく賭けるほど、相手に多く降りてもらう必要があります。小さな賭けで大きなポットを取れるなら、少ない成功でも得になります。

コールに要る勝率とは、割る数がちがう

ポット 100 に 50 を賭ける場面を、両方の側から見ます。

何を出すか計算
ブラフに要る、相手が降りる割合賭けた 50 ÷(賭ける前のポット 100 + 50)= 33.3%
相手がコールに要る勝率コールの 50 ÷ コールしたあとのポット 200 = 25%

コールの側の計算は、ポットオッズと期待値で扱います。額の考え方は賭ける額の決め方につながります。

02引けば強くなる、セミブラフ

セミブラフは、今は弱くても、ターンやリバーで強い役ができる手で賭けることです。フラッシュやストレートまで、あと1枚の手がそうです。

勝ち方が2つあります。相手がすぐ降りれば、その場でポットを取れます。コールされても、あとで相手より強い役ができれば、勝つ道があります。

そのため、相手が降りる割合だけでは決めません。コールされたあとに勝つ見込みも、期待値に入れます。

ただし、ドローなら何でも賭けてよいわけではありません。相手があまり降りない場面では、賭けて取る力は小さくなります。レイズを返されたら続けられるかも、先に考えます。引く確率はアウツの数え方にあります。

03どの手をブラフに使うか

ブラフに向くのは、チェックしてショーダウンまで行っても、勝ちにくい手です。少し勝てそうな手は、チェックして、その勝ちを残せます。

手の性質向く理由
このままでは勝ちにくいチェックして見せ合っても、得るものが少ない
あとで強くなる札があるコールされても、勝ち目が残る
相手の強い手に使う札を持つ相手がその強い手を持つ通り数が減る

3つ目の札をブロッカーと言います。たとえば、場に同じマークが3枚あるとき、そのマークの A を持っていれば、相手は A のフラッシュを持てません。反対に、相手が降りてくれそうな手まで減らしていないかも見ます。

ただ、ブロッカーだけで賭けると決めません。相手のそれまでの動きと、場の札に合う手の幅を先に読みます。読み方はレンジを読むで扱います。

04相手が何人もいると、難しい

ブラフでポットを取るには、残る全員に降りてもらう必要があります。1人が降りても、別の1人がコールすれば、ポットは取れません。

どの相手も、ほかの人の動きに関係なく、半分の割合で降りるとしたとき。
  1. 相手が1人のとき、降りる50%
  2. 相手が2人のとき、2人とも降りる25%

50% × 50% = 25%

2人が、おたがいの動きに関係なく50%で降りるなら、2人とも降りるのは 25%です。実際には、前の人がコールすると、うしろの人もコールしやすくなることがあります。この例は、相手が増えると全員を降ろしにくくなることを見せる、単純な形です。

何人も残っていると、だれかが強い手を持つ見込みも上がります。

05よくあるまちがい

ブラフは多いほどよい

相手が降りないなら、回数を増やすほど損が増えます。人数・それまでの動き・場の札・額から、降りる手が相手に残っているかを見ます。

いちばん弱い手ほど向いている

弱さだけでは決まりません。あとで強くなる札がない手より、ドローのある手のほうが向くことがあります。

大きく賭ければ、相手は降りる

大きく賭けても、相手が降りるとは限りません。プリフロップからの動きと場の札から見て、自分がその強い手を持てるかが大事です。

コールされたら、判断も悪かった

1回の結果だけでは決まりません。ポット 100 に 50 の例なら、33.3%より多く降りる見こみで賭けたとき、コールされる回があることも計算に入っています。

063問で確かめる

問1リバーで、ポット 60 に 60 を賭けるブラフです。コールされたら負け、引き分けはありません。損をしないために、相手が降りる割合はどれだけ要りますか?

答えを見る

賭けた 60 を、賭ける前のポット 60 と賭けた 60 の合計 120 で割ります。60 ÷ 120 で 50.0%です。

問2フロップで、フラッシュまであと1枚の手で賭けました。今のままでは勝てないとします。この賭けの勝ち方はどれですか?

答えを見る

セミブラフには、相手をすぐ降ろす道と、コールされたあとに役を作る道があります。

問3相手が2人で、それぞれ、もう1人の動きに関係なく半分の割合で降りるとします。2人とも降りる割合はどれですか?

答えを見る

2人とも降りる必要があります。50% × 50% で 25%です。

07BlackPoker で試す

BlackPoker のアドバイスは、フロップから期待値をくらべるとき、賭けたら全員が降りる見込みも入れています。プリフロップの軽い上げ返しのブラフは、持ち点が 40BB より多いときだけ使います。

答え合わせの画面では、降りた相手の札も見られます。数字や使う幅は、調整で変わることがあります。

よくある質問

ブラフは、弱い手でするもの?

弱さだけでは決まりません。あとで強くなる札があるか、相手の強い手を減らす札を持つかも見ます。

ブラフに要る成功率は、どう出す?

賭けた額を、賭ける前のポットと賭けた額の合計で割ります。ポット 100 に 50 なら 33.3%です。

セミブラフとは?

今は弱くても、あとで強い役ができる手で賭けることです。相手が降りれば勝ち、コールされても、あとで相手より強い役ができれば勝てます。

制作・編集:Predy Games公開:更新:まちがいのご連絡:お問い合わせ

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