この記事の要点
- ブラフは、成功でもらう額と、失敗で失う額をくらべる。
- 要る「降りる割合」=賭けた額 ÷(賭ける前のポット+賭けた額)。
- 相手が何人もいると、全員を降ろしにくい。
01ブラフが得になる条件
ブラフは、ただ弱い手で賭けることではありません。相手が十分な回数で降りると見こんで賭けます。
リバーで、ポットが 100 あるとします。コールされたら負ける手で、50 を賭けます。引き分けはないとします。
- 相手が降りる(ポット 100 をもらう)+100
- 相手がコールする(賭けた 50 を失う)−50
降りる割合が 33.3% より多ければ得
コールされたら負けるブラフで、損をしないために要る「相手が降りる割合」は、賭けた額 ÷(賭ける前のポット + 賭けた額)です。
大きく賭けるほど、相手に多く降りてもらう必要があります。小さな賭けで大きなポットを取れるなら、少ない成功でも得になります。
コールに要る勝率とは、割る数がちがう
ポット 100 に 50 を賭ける場面を、両方の側から見ます。
| 何を出すか | 計算 |
|---|---|
| ブラフに要る、相手が降りる割合 | 賭けた 50 ÷(賭ける前のポット 100 + 50)= 33.3% |
| 相手がコールに要る勝率 | コールの 50 ÷ コールしたあとのポット 200 = 25% |
コールの側の計算は、ポットオッズと期待値で扱います。額の考え方は賭ける額の決め方につながります。
02引けば強くなる、セミブラフ
セミブラフは、今は弱くても、ターンやリバーで強い役ができる手で賭けることです。フラッシュやストレートまで、あと1枚の手がそうです。
勝ち方が2つあります。相手がすぐ降りれば、その場でポットを取れます。コールされても、あとで相手より強い役ができれば、勝つ道があります。
そのため、相手が降りる割合だけでは決めません。コールされたあとに勝つ見込みも、期待値に入れます。
ただし、ドローなら何でも賭けてよいわけではありません。相手があまり降りない場面では、賭けて取る力は小さくなります。レイズを返されたら続けられるかも、先に考えます。引く確率はアウツの数え方にあります。
03どの手をブラフに使うか
ブラフに向くのは、チェックしてショーダウンまで行っても、勝ちにくい手です。少し勝てそうな手は、チェックして、その勝ちを残せます。
| 手の性質 | 向く理由 |
|---|---|
| このままでは勝ちにくい | チェックして見せ合っても、得るものが少ない |
| あとで強くなる札がある | コールされても、勝ち目が残る |
| 相手の強い手に使う札を持つ | 相手がその強い手を持つ通り数が減る |
3つ目の札をブロッカーと言います。たとえば、場に同じマークが3枚あるとき、そのマークの A を持っていれば、相手は A のフラッシュを持てません。反対に、相手が降りてくれそうな手まで減らしていないかも見ます。
ただ、ブロッカーだけで賭けると決めません。相手のそれまでの動きと、場の札に合う手の幅を先に読みます。読み方はレンジを読むで扱います。
04相手が何人もいると、難しい
ブラフでポットを取るには、残る全員に降りてもらう必要があります。1人が降りても、別の1人がコールすれば、ポットは取れません。
- 相手が1人のとき、降りる50%
- 相手が2人のとき、2人とも降りる25%
50% × 50% = 25%
2人が、おたがいの動きに関係なく50%で降りるなら、2人とも降りるのは 25%です。実際には、前の人がコールすると、うしろの人もコールしやすくなることがあります。この例は、相手が増えると全員を降ろしにくくなることを見せる、単純な形です。
何人も残っていると、だれかが強い手を持つ見込みも上がります。
05よくあるまちがい
ブラフは多いほどよい
相手が降りないなら、回数を増やすほど損が増えます。人数・それまでの動き・場の札・額から、降りる手が相手に残っているかを見ます。
いちばん弱い手ほど向いている
弱さだけでは決まりません。あとで強くなる札がない手より、ドローのある手のほうが向くことがあります。
大きく賭ければ、相手は降りる
大きく賭けても、相手が降りるとは限りません。プリフロップからの動きと場の札から見て、自分がその強い手を持てるかが大事です。
コールされたら、判断も悪かった
1回の結果だけでは決まりません。ポット 100 に 50 の例なら、33.3%より多く降りる見こみで賭けたとき、コールされる回があることも計算に入っています。
063問で確かめる
問1リバーで、ポット 60 に 60 を賭けるブラフです。コールされたら負け、引き分けはありません。損をしないために、相手が降りる割合はどれだけ要りますか?
答えを見る
賭けた 60 を、賭ける前のポット 60 と賭けた 60 の合計 120 で割ります。60 ÷ 120 で 50.0%です。
問2フロップで、フラッシュまであと1枚の手で賭けました。今のままでは勝てないとします。この賭けの勝ち方はどれですか?
答えを見る
セミブラフには、相手をすぐ降ろす道と、コールされたあとに役を作る道があります。
問3相手が2人で、それぞれ、もう1人の動きに関係なく半分の割合で降りるとします。2人とも降りる割合はどれですか?
答えを見る
2人とも降りる必要があります。50% × 50% で 25%です。
07BlackPoker で試す
BlackPoker のアドバイスは、フロップから期待値をくらべるとき、賭けたら全員が降りる見込みも入れています。プリフロップの軽い上げ返しのブラフは、持ち点が 40BB より多いときだけ使います。
答え合わせの画面では、降りた相手の札も見られます。数字や使う幅は、調整で変わることがあります。
よくある質問
ブラフは、弱い手でするもの?
弱さだけでは決まりません。あとで強くなる札があるか、相手の強い手を減らす札を持つかも見ます。
ブラフに要る成功率は、どう出す?
賭けた額を、賭ける前のポットと賭けた額の合計で割ります。ポット 100 に 50 なら 33.3%です。
セミブラフとは?
今は弱くても、あとで強い役ができる手で賭けることです。相手が降りれば勝ち、コールされても、あとで相手より強い役ができれば勝てます。
制作・編集:Predy Games公開:更新:まちがいのご連絡:お問い合わせ
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