この記事の要点
- 先に目的を決める。払ってもらう・降ろす・ただで次の札を見せない。
- 額は、チップの数ではなく、ポットの何%かで見る。
- 今の額は、ターンやリバーのポットと残りの持ち点も変える。
01先に目的を決める
ベットする前に、相手にどう動いてほしいかを決めます。主な目的は3つです。
| 目的 | 考えること |
|---|---|
| 弱い手から払ってもらう | 自分より弱い手が、コールできる額にする |
| 強い手を降ろす | 自分より強い手が、降りる額にする |
| 次の札をただで見せない | 相手が次の札を見るなら、チップを払わせる |
3つ目は、相手のドローを消すことではありません。コールするなら代金を払わせ、降りるなら今のポットを取る、という考え方です。
02ポットの何%かで考える
額は、チップの数ではなく、今のポットに対する割合で見ます。ポット 100 への 50 と、ポット 1,000 への 50 では、重さがちがうためです。
額が変わると、相手がコールに要る勝率も変わります。大きなベットほど、相手は高い勝率が要ります。下の表は、自分と相手の2人で考えたときです。
| ポット 100 へのベット | コール後のポット | 相手がコールに要る勝率 |
|---|---|---|
| ポットの40%40 | 180 | 22.2% |
| ポットの70%70 | 240 | 29.2% |
| ポットの105%105 | 310 | 33.9% |
要る勝率は、コールの額 ÷ コールしたあとのポット全体、で出します。くわしくはポットオッズと期待値で扱います。
03額を変える手がかり
いつも同じ割合を使う必要はありません。次の点で、目的に合う額が変わります。
場の札
ストレートやフラッシュを作りやすい場で、相手の手の幅にドローが多く入っているなら、コールで付いてくる手が増えます。強い役で払ってもらいたいなら、大きめの額を選べる場面です。
役が変わりにくい場で、相手に続けられる手が少ないなら、小さな額でも、弱い手を降ろすには足りることがあります。
相手にありそうな手
見るのは、相手が実際に持つ1つの手ではありません。それまでの動きから残る、手の幅です。
弱いワンペアが多く残るなら、その手が払える額にします。強いドローが多く残るなら、小さな額では、安く次の札を見られます。手の幅の読み方はレンジを読むで扱います。
相手の動き方
小さなベットにもよく降りる相手なら、ブラフに大きな額は要りません。広くコールする相手には、強い手で大きく払ってもらえることがあります。
ただし、数回の動きだけで相手のくせを決めつけると、額がぶれます。先に、場の札とそれまでのベットを見ます。
残っている回
リバーには次の札がありません。「ただで見せない」目的はなくなり、払ってもらうか、降ろすかの2つにしぼられます。
04今の額が、次の回を変える
フロップでは、ターンとリバーが残っています。ベットがコールされると、ポットは大きくなり、2人の残りの持ち点は減ります。
| 時点 | ポットと、残りの持ち点 |
|---|---|
| ベットの前 | ポット 100・2人とも残り 400。残りはポットの4倍 |
| 70 を賭けてコールされた | ポット 240・2人とも残り 330。残りはポットの約1.4倍 |
残りがポットに対して小さいほど、ターンやリバーで残りの多くを入れやすくなります。フロップで大きく賭けると、ターンやリバーでオールインまで進みやすくなります。
強い手で大きなポットを作りたいのか、弱い手を残したまま次へ進みたいのかまで考えて、今の額を決めます。
05レイズは、合計の額で言う
レイズには、「合計の額」と「今から足す額」があります。合計は、同じ賭けの場面(フロップならフロップ)で自分が出す額です。取りちがえると、考えていた額より大きくなります。
| 言い方 | 意味 |
|---|---|
| 70 にレイズ | その賭けの場面で自分が出す合計を 70 にする |
| すでに 20 を出していた | 今から足すのは 70 − 20 = 50 |
レイズを受けた相手がコールするときも、出すのは合計との差だけです。いちばん少ないレイズの額は、賭ける額の決まりにまとめています。
06よくあるまちがい
- 強い手だから、大きく賭ける。大きすぎる額では、払ってほしい弱い手が降ります。
- ブラフだから、大きく賭ける。小さな額で目的の手が降りるなら、余分なチップを危険にさらします。
- ドローのある場では、いつも大きく賭ける。相手にドローがどれだけ残るかで変わります。
- 強い手はいつも大きく、弱い手はいつも小さく賭ける。額から、手を読まれやすくなります。
073問で確かめる
問12人とも残り 400 で、ポット 100 です。自分が 50 を賭けて、コールされました。次の場面のポットと、残りの持ち点はどうなりますか?
答えを見る
ポットは 100 + 50 + 50 = 200 です。2人とも 50 を出したので、残りは 350 です。
問2強い手でベットするとき、先に考えることはどれですか?
答えを見る
強い手では、自分より弱い手から払ってもらうことが目的です。その手が付いてこられる額を考えます。
問3フロップですでに 30 を出していて、合計 90 にレイズします。今から足す額はいくらですか?
答えを見る
レイズのあとの合計 90 から、フロップでもう出した 30 を引きます。足す額は 60 です。
08BlackPoker で試す
BlackPoker の考え方では、フロップから、チェックと、ポットの40%・70%・105%のベットをくらべます。コールやレイズも含め、期待値が大きい動きほど、選ぶ割合を大きくします。
トレーニングでは、先に自分で考えてから、アドバイスを見ることもできます。ただし、○△× はベットの額のちがいでは分けません。細かい決め方は、調整で変わることがあります。
よくある質問
ベットの額は、どう決める?
相手にどう動いてほしいかを先に決め、ポットの何%かと、残りの持ち点から選びます。
大きく賭けるほど、有利?
相手は降りやすくなりますが、払ってほしい弱い手も降ります。コールされたときに失う額も増えます。
「70 にレイズ」は、70 を足すこと?
その賭けの場面(フロップならフロップ)で出す合計を 70 にする意味です。もう 20 出していたら、足すのは 50 です。
制作・編集:Predy Games公開:更新:まちがいのご連絡:お問い合わせ
BlackPoker で、3つの額をくらべるお金を賭けずに遊ぶ1人用のテキサスホールデムです。フロップからのアドバイスは、ポットの40%・70%・105%のベットをくらべて出します。先に自分で考えてから、見くらべられます。
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